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リンパ腫はフェレットによく発生する悪性腫瘍です。はっきりとした原因は不明ですが、細菌はウイルスの関与が指摘されています。一般的に腫瘍は高齢の動物に発生するものですが、リンパ腫は若いフェレットにもよくみられます。2歳以下の若いフェレットでは進行がはやく、短期間で急激に衰弱して死に至る傾向にありますが、高齢のフェレットでは慢性経過をとることが多く、食欲不振、不活発、体重減少などの症状を周期的に繰り返しながら徐々に衰弱していきます。 多頭飼いの場合は、リンパ腫のフェレットを他から隔離することが賢明です。 症 状 症状は、腫瘍が発生した場所によって異なり、多くのフェレットでは長い間症状が表面化せずに経過するため、早期での診断が難しい場合があります。胸腔内に腫瘍があれば咳や呼吸困難をおこします。脾臓が腫大すると腹腔内を圧迫して食欲が低下して不活発になります。また、各リンパ節が腫れることがあります。腸が侵されると慢性の下痢が続きます。 リンパ節が腫れる 体重が減る 寝ていることが多くなる 食欲がなくなる 呼吸困難 慢性の下痢 後ろ足の力がなくなる 治 療 治療は主に投薬によっておこないますが、効果は腫瘍の発生した場所や臓器、進行度によっていろいろですが、一般的に完治は非常に困難です。 脾臓が腫れている場合は、摘出することで投薬の効果も高くなります。 その他、状態に合わせた治療を行って、強制給餌で体力の低下を防ぎます。 老齢で慢性化したものは、投薬によってかえって死期を早めてしまう場合もあるので、治療を始める時に十分な検討がなされなければなりません。 原町動物病院 仙台市宮城野区五輪2丁目1-12 www.small-animal.com |